Don't cry baby,please !!

少女フェミニストの備忘録

2.5次元に恋をして ジェンダーの攪乱

みなさん、おはこんにちは。今日も推しが可愛くご飯が美味しいmaiです。

 

一か月以上ぶりにブログを書いています。文フリの直前くらいから体調を崩していて、なんとかここ一週間で立て直ししてきました。ちょうど今の時期に病気を発病したので、まあ仕方がないよね……と諦め気味でしたが、お薬を調整しつつ、推しアルスマグナに会いに行ってます。本当に推し事しかしてません。読みかけの本はそのまま……。

アルスマグナに関するとほかのオタクの人たちと変わらず語彙が少なくなります。でもまあこのブログを読んでいる人たちにアルスマグナへのノロケ(泉奏くんの後ろ髪の毛の跳ね具合に萌えるよね等)語ってもしょうがないので、ちょっとフェミの視線を混ぜて2.5次元コスプレダンスユニット・アルスマグナについて語っていきたいと思います(フェミ勉を開催できずに申し訳ありません。体調が落ち着くまでもう少しお待ちください)。

 

今日、推しアルスマグナの現場でふと気がついてしまったのですが「私が見ているアルスマグナのメンバーの身体は、私が『見られる身体』を持つ女の復讐ゆえに見つめているのでは?」問題に繋がりました。

まあよくある「男性/女性」を「見る主体/見られる客体」を男女逆転させただけで、ミソジニーの反復じゃないかなあと思ったのです。つまりアイドルっていうのは、アイドルが見られる身体を持つゆえにその中にはミソジニーが根底に影を落としているのでは? そして「見られる客体」から逃避するためにアイドルを消費しているのではないだろうか、と。

けっこう深刻な問題で、なんか自分の自意識ってここまで広がるのかと思いました。そして困ったときのジュディス・バトラーさんの登場です。

バトラーは『ジェンダー・トラブル』で性を三つに分けます。まず➀解剖学的なセックス、そして②社会的な生であるジェンダー(ここまではジェンダーの入門書とかに書かれていますね)、そして③ジェンダー・パフォーマンスっていうのが追加されます。

ジェンダー・パフォーマンスとはどんなものか。ジェンダー・パフォーマンスとはジェンダーに規定された行為・行動を示し、日本語に訳すと「性役割による行動」って感じになるのかな。

私は①、②ともに女性ですが、③のジェンダー・パフォーマンスが「男性化」しているのでは(「見る身体を持っている」)? ということになります。この③の「ジェンダー・パフォーマンス」の男性化だけ見ると、確かにいかがなものか、というわけですが。

果たして「本当に男性は『見る主体』なのか?」とバトラーさんなら言うでしょう。つまり先にあったはずの②ジェンダーを③ジェンダー・パフォーマンスによって解体する。そして「『女』が見る主体」というジェンダー・パロディは「『男性』が見る主体」であるというオリジナルの概念そのものを変えてしまう。

ということで、ジェンダー・パロディについてバトラーさんが言いたいことを『ジェンダー・トラブル』から抜粋。

たしかにこのパロディ形式のなかで採用されているジェンダーの意味は覇権的な女性蔑視の文化の一部をなすものではある。だがパロディによる再文脈化によって、そのようなジェンダーの意味は脱色され、流動化される。起源あるものの意味を結果的にずらしていく模倣として、それらは起源という神話自体を模倣するのである。

 『ジェンダー・トラブル フェミニズムアイデンティティの攪乱』ジュディス・バトラー著 竹村和子訳 p.243

 

つまり「『女』が見られる客体」であるっていう起源・神話を模倣・パロディによって変えてしまおう、というのがバトラーさんが言いたいことなんですよ。「『女』が見る主体」は新しいジェンダー・パフォーマンス、いいんじゃない? と。これで半分くらい溜飲がさがるんですが、まだ足りませんね。

 つまり「『女』が見る主体」は復讐か否かっていうところになるんです。

 これは理論的に説明できなくて、私の実体験からなんですが。ちょうど推しを見に行ったときの映像に私が映っていたのですよ。もうね、おめめがキラキラしてて「私こんな顔もできるんだ」と映像を観て他人事のように思いました。

 ルサンチマンは確かにある。でもそれは2.5次元にハマることによってかなり昇華されているんじゃないかな、と。少なくとも、私はルサンチマンで殺人を起こしたりする可能性は限りなく低くなっていると思うのです。本当にアルスマグナを見つめているだけで、日々の澱やら濁りやらが浄化されていきますね。知人のブログで「アイドルにハマるときは心が疲れている」っていう文章を見つけたのですが、まさしくその通りだなと思います。推しが生きて動いているだけでもう私はお腹いっぱいです。

 

「アイドルの身体を消費する」ことの壮大なエクスキューズのような文章になってしまったけれど、まあ書きたいこと書けたからいいや。

つぎに生でアルスマグナに会えるのは、夏ツア―かなー。東京2days参戦します。

夏が来るのが楽しみになったのはアルスのおかげです。

近々、百合についても語れるように頑張りまっす!!